体験レポート

2019/06/17

16 高座バトル 体験レポート

6月16日、富士市毘沙門天妙法寺にて「高座バトル」が開催されました。

 

 

 

 

みなさんは「高座」というと何をイメージしますか?

 

 

おそらく多くの人が落語を思い浮かべると思います。

でもこの高座、もともとお寺が発祥なんです。

 

江戸時代に「高座説教」といって、お坊さんが高座に登ってお話しをするスタイルが流行しました。

 

当時のお坊さんのお話しには「はじめしんみり、なかおかしく、おわりとうとく」というお決まりの型がありました。

初めから仏教の難しい話をしても眠くなってしまいますよね。

なのでしんみりとした話からはじまり、途中でどっと盛り上がる笑い話をしてひきこみ、そして最後にお釈迦さまの教えを説いていました。

 

そのうち、「なかおかしく」の部分でいかに笑いをとって盛り上げるかを競い合うようになり、今の落語の原型が生まれたと言われています。

 

実はとても深い関係があるお坊さんと落語家、今日は「富士」をテーマに高座の上で熱い火花を散らします!

 

 

 

 

 

トップバッターは二枚目の三遊亭鳳笑さん。

 

 

演じるのは古典落語の「看板のピン」。

サイコロを作ったのは実はお釈迦さま!?というエピソードが出てきます。

 

小気味よいテンポでお話を紡いで笑いを誘い、参加者のみなさんの緊張をすぐにほどいてくださいました。

 

 

 

 

 

続いては清水市・曹洞宗一乗寺住職丹羽崇元師が登高座されます。

 

 

小粋なジョークを挟みながらのお話で参加者の心をつかんでいきます。

 

ホタルの飛ぶ速度は秒速50cmほどで、これは実は、桜の花びらが舞い散る速度、牡丹雪が空から降ってくる速度とほぼ同じで、人間でいうと散歩をするくらいのゆっくりとした速度だそうです。このゆったりとした速度が心を落ち着かせるのにちょうど良いのではないでしょうか?というお話が印象的でした。

 

 

 

 

 

休憩を挟み、三番手は富士市・日蓮宗圓妙寺住職田中堯舜上人です。

 

 

日蓮宗伝統の高座説教スタイル、お題目の太鼓で入堂します。

 

「自他不二」というキーワードをもとにお話をされました。

「自他不二」とは、自分と他人は別の存在でありながらも不二の存在(ふたつに見えるが、実際はひとつであること)である。相手が喜べば自分も喜ぶ、相手が悲しんでいれば自分のことのように悲しむ、思いやりと共感の心を持つこと……。

 

皆が「自他不二」の考えを持てるようになれば、もっと良い世の中になっていくと思います。

 

 

 

 

 

トリは真打の三遊亭神楽師匠。

 

 

演目は落語の「小間物屋政談(こまものやせいだん)」。

勘違いから思いもよらぬ方向へ転がっていく夫婦の様子をコミカルに演じます。

 

合わせて夫婦の話、特に日頃の行いがいかに大事かということをユーモアを交えながら話されると、会場は笑いの渦につつまれました。

笑いは健康のもと、どんどん笑ってすっきりして帰っていただきたいですね。

 

 

 

 

 

 

最後は説者さんたちが前に出て今日の感想を言っていきます。

 

 

そして高座“バトル”ですので、最後は勝敗を決しなければなりません!

参加者は良いと思ったほうに拍手をします。

 

結果は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

満場一致で引き分け

 

大きな拍手につつまれ幕を閉じます。あっというまの2時間でした!

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